日記

森島日記2

10月14日(月)

今日は初めて「B&Bあとど」での仕事でした。

あとどは宿泊と朝食のみを提供する宿泊施設です。

今日はシャワールーム、トイレの掃除と窓拭きをしました。

家の掃除は面倒だなと思うこともありますが、宿泊するお客さんのために部屋をきれいにするのは楽しいです。

次にこの部屋を使うお客さんはどう思うかなと想像しながら働いていると、わくわくします。

私の仕事は部屋の清掃なので、リネン工場と同様に直接お客さんと関わる仕事ではありません。

相手が見えないからこそ、おもてなしの心が伝わるように、もっと細かいところまで気を配って働こうと思えます。

私は今まで接客のバイトばかりしてきました。

お客さんの喜ぶ姿が見られるのがとても嬉しくて、接客は好きでした。

しかし、今はお客さんの見えないところで働く仕事にもやりがいを感じています。

これからも海士でいろいろなことをしていきたいです。

そして、今まで気づかなかった好きなことや面白いことを少しずつ増やしてみようと思います。

10月15日(火)

今日は1時間歩いて、木路ヶ崎灯台まで夕日を見に行きました。

今までわざわざ夕日を見に行くことなんて一度もありませんでした。

美しい景色とかにはあまり興味が無いと思っていました。

でも、海士に来てからは毎日新しい景色を見るのが楽しいです。

新しい景色だけではなく、見慣れた景色も見方によっては面白くなるのかもしれないとも思います。

住み慣れた場所だと、毎日同じような景色で味気なく感じることもありますが、本当は住み慣れているからこそ分かる日々の違いなんかもあるのかもしれません。

気づかないだけで毎日全く同じものは無いのです。

今日は曇っていたので、夕日はきれいに見えませんでしたが、がっかりはしませんでした。

今日の夕日を見られたことが満足でした。

また別の日に違う夕日を見に行こうと思います。

ワーホリで5ヶ月働く間、同じことの繰り返しだと錯覚して惰性で過ごしてしまわないよう、毎日を新鮮な気持ちで迎えていきたいです。

10月16日(水)

今日は休みでしたが、特に何もしませんでした。

海士に来てから10日経ちましたが、休みの日に出かけたのは昨日、夕日を見に行ったくらいです。

これから5ヶ月いると思うと、休みの日は、張り切って出かけようという気持ちよりも眠いからゆっくり寝ようという気持ちが勝ってしまいます。

これから海士での生活や仕事に慣れてきたら、いろいろな所へ出かけてみたいのですが、まあ何もしない日があってもいいかなと思います。

休みの日に一人でいると、本当に何もせずに一日が終わりそうですが、家に帰ってくる人がいると思うと何かしらする気になります。

今日は掃除をしたり、何時くらいに帰ってくるかなと考えながらごはんを作ったりしていました。

シェアハウスで暮らしていると、他の人のことは気になるし、気にかけますが、気を遣っているのとは違う気がします。

自分が気にかけたくてやっているので、その時間も楽しいです。

10月17日(木)

今日はあとどでベッドメイキングをしました。

シーツや枕カバーを外し、新しいものをセットします。

あとどで使われているシーツや枕カバーは、リネン工場で洗われたものです。

私はリネン工場でも働いているので、シーツや枕カバーを洗濯し、それを使ってあとどでベッドメイキングをしているのです。

一つの仕事に集中して取り組むのも楽しいですが、複数の仕事を掛け持ちすることで、一つ一つの仕事が繋がっていることが分かって面白いです。

夜はシェアハウスの共有スペースで、藤尾さんと喋りながらブログを書いていました。

私はシェアハウスでの生活が初めてだったので、海士へ来る前は環境に適応できるか正直不安でした。

ですが、海士に来て十数日シェアハウスで生活して、特にストレスも無く楽しく過ごせています。

シェアハウスというものは私が思っていたよりもいいものなんだなと思います。

そして何より、私のことを温かく迎え入れてくれた先住のワーホリ生が居たからこそ、この居心地の良さがあるのだと感じます。

私も迎え入れる側になる日が楽しみです。

10月18日(金)

海士へ来て、もうすぐ2週間。

毎日新しいこととの出会いがあって、ここまであっという間でした。

決して焦っているわけではありませんが、5ヶ月間ぼーっとして終わらないように、どんどん新しいことをしていこうという気持ちが大きくなってきました。

今日はお店でごはんを食べながら、「バイトしてみたいなあ」と話していたら早速バイトが決まりました。

今まではバイトを決めるのに、あれこれじっくり考えていましたが、今日は「働かない?」と聞かれて即決しました。

私は、後のこと(特にマイナスなこと)を考えて不安になるタイプなので、ただやってみたいという気持ちだけで行動できたことにびっくりしています。

今までは一つのバイトに集中して長期間続けていたので、複数の仕事を掛け持ちするのは大変そうなイメージがありました。

ですが、実際やってみるとそれも楽しくなってきます。

先のことをあれこれ考えて不安になっても、結局やってみないと分かりません。

自分の中だけで考えず、とりあえずやってみることにします。

10月19日(土)

今日の夜はシェアハウスで藤尾さんと餃子パーティーをしました。

作ったのは餃子だけですが、枝豆と鯛の唐揚げを頂いて豪華なパーティーになりました。

一人だったら餃子を作るなんて面倒ですが、誰かと一緒に作って一緒に食べるのは楽しいです。

そして、今日もごはんを食べながらいろいろ話しました。

海士でのこと、大学のこと、友達や家族のこと……。

同級生でお互い共通点もありますが、これまで出会った人や経験、悩みなど違う部分もたくさんあるので、話していて面白いです。

そして、一緒に楽しく話していると、生まれた場所も育ってきた環境も違う二人が海士で出会って共同生活をしていることが本当に不思議だなと思います。

ごはんの量が結構多かったので作りすぎたかなと思いましたが、話しながら食べていると、ごはんが無くなるのも時間が経つのもあっという間です。

次の日も仕事なので、本当は早く寝ないといけないのですが、そんなことも忘れてしまうくらい楽しい時間でした。

10月20日(日)

日曜日は少し寂しい日です。

藤尾さんが学校へ行くために、フェリーで出発する日だからです。

毎週日曜日と月曜日はシェアハウスで一人の時間を過ごします。

とは言え、火曜日になればまた帰ってきます。

寂しくてどうしようもないことはありませんが、二人と一人では生活も考えることも違います。

二人のときは、今日のごはん何にしようかと考えて買い物に行きますが、一人になると何でも良いからあるものを適当に食べようと思います。

二人のときはずっと喋っていますが、一人だと静かになってしまうので、とりあえずテレビをつけます。

今日の夜はラグビーを見ながら枝豆を食べました。

昨日二人で食べたときはすぐ無くなった枝豆も一人だとなかなか減りません。

藤尾さんが帰って来てから一緒に食べようと、残りは冷凍しておきました。

一人でやることも無いので寝ようとしていたら、廊下にゴキブリが出ました。

いくら寂しくてもお前だけは出なくていいと思いました。