交換日記

第8回都市から離島へ、離島から都市へ〜生きる場所が変わった二人の交換日記〜

えのんさんへ

今月も終わりに近づいていますが、あけましておめでとうございます!

僕も正月休みが短く、すぐ島に帰ってしまったので声をかけられませんでした。今年もよろしくお願いします!

今回書きたいことがあってちょっと長くなりますが、最後まで読んでほしいです。笑

まず、おかあさんの話を聞いて、照れくさそうに反応しているえのんさんが目に浮かびます。笑

やっぱり、この関係性はいいなって思います。何かをしてくれることに対してのレスポンスはすごい重要で、小さな反応が相手にとって大きなお返しになることもありますもんね。僕もやってみようかなと思います。

さて、年末の話ですが、前にもいっていた通り島に帰ってゆっくりとした正月を送っていました。久々の帰省で心を落ち着かせることができたと思います。今年は弟が成人式を迎え、家としては忙しい正月でした。新島は島から離れている成人の人がちゃんと集まれるように1月3日に成人式をやるんですよ。島の方々も見に来て、みんなが成人を祝ってくれるので、本土の成人式とはまた違った雰囲気なんじゃないかなと思います。

その雰囲気が僕は好きです。自分の家族だけじゃなく、近所の人だったり、道で会う人たちが成人を祝ってくれます。

成人式が終わるとその後に親戚が集まって宴会をやります。みんなで昔の話や、近況報告、今後どんなことをするのか、こんなような話をしていると「島に帰ってきた感」を感じます。この感覚ってずっと島にいたら味わえなかった感覚なんだなと思いました。ずっと島にいるとこんなことは日常の一部で、特別なのは弟が成人したってことだけです。でも、島を離れて暮らしている「今」の自分からしたら、普段会えない人と話せる場であり、自分が多くの人から応援されている、心配されているってことを感じられる空間になっていることに気づきました。

島の「内側」から見る景色と島の「外側」から見る景色。

同じものなのに感じ方が全然違う。

こういう発見が面白くて、島を出てきてよかったなって感じます。

そして、もっと島に帰りたい気持ちが大きくなっていきます。笑

今年の正月はまた新しい発見ができた帰省になりました。

話が変わるんですが、最近いろいろ考えさせられた話をしますね。

先日、新島で長年サーフィン文化を支えてくれていた人が他界されてしまいました。えのんさんは知っている通り、自分も高校生の時からサーフィンをやっています。それもあって何かと関わりの多い人でした。海で会うといつも元気に声をかけてくれて、とても気さくな人でした。中学生の時には職場体験でその人のお店にお世話になったことがあって、初めてその人に魚の捌き方を教えてもらいました。最近では、大学での僕の研究対象である新島の羽伏浦海岸についていろいろ教えてくれました。

その人とは家も近くないし、海とか道で会ったら挨拶してくれる程度の本土で言う「顔見知り」くらいの感覚でした。でも、その人から教わったことはたくさんあり、簡単に「顔見知り」と言えないくらい大きい存在でした。今の自分を育ててくれた一人といっても過言ではないです。

こういう関係が「島が子を育てる」ということなのかなと思いました。本土と比べて多数の人との関わりが少ない分、一人一人が他者に与える影響は大きく、この環境が島の子供たちを育てる手助けになっているのではないかなと思いました。

自分も将来島に帰ったら、故人のような存在になりたいと思います。

長くなってしまいましたが最後に曲の紹介しますね!

えのんさんが紹介してくれた曲が家族旅行の車でかけていたということで、車つながりで、ケツメイシの「ドライブ」を紹介します!

車の中で聞く曲と言ったらこれを思い出します!ずっと走っていたくなります!

今回はこのへんで~。