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第7回あいうえお色日記

「きつねいろ」
 
 
おでん。
先日あった「食の感謝祭」後の直会(なおらい、打ち上げのこと)で出た。
女性陣で盛り付けているところだ。
 
 
ここはお酒が強い人が多い。
直会はもちろん大騒ぎ。
 
おじさん達はパカパカ飲んでゲラゲラ笑ってワイワイ注ぎ合って、そしてときどきお酒をこぼしてビショビショになっていた。最高だった。
 
 
女性陣も飲める人が多い。ほどよく付き合い、そしてちゃんと世話も焼く。
 
 
ピンクが似合う高野さん(感謝祭の日ももちろんピンクを着ていた)はお酒が飲めない。それでも心底楽しそうに盛り上がり、酒癖の悪いおじさんをやさしく可愛くたしなめる。いい女って、きっと高野さんみたいな人のことだ。
 
 
いいなぁ、がいっぱいある空間だった。
 
準備の苦労を共にした同士。
そこでしか共有できない楽しさ。
 
海士町の人たちはそれをよく知っている。
そして、それをとても大事にしている。