交換日記

第5回都市から離島へ、離島から都市へ〜生きる場所が変わった二人の交換日記〜

梅ちゃんへ

今は出張のフェリーの中でこれを書いています。

海士町は、来週末ガクッと気温が落ちて、雪が降る予報です。島に降る雪はどんな感じなんだろうと、のんきに楽しみにしている今日この頃です。

この前は東京出張の際に離島キッチン日本橋で梅ちゃんと会えて嬉しかったよ。やっぱり働いている姿はかっこよかったし、また梅ちゃんと働きたいなあとか少し考えてしまいました。素敵な接客ごちそうさまでした。

さて、前回までの、「島での友達」の話だけど、さっそくお互いに考え方の違いがでてきて面白かったね。「本土では物理的な人との距離は近いのに、心の距離は遠い」という例え。梅ちゃん、ちくしょう、なんかかっこよすぎないか。と思いつつ、ほんとにその通りだなと思っちゃいました。

俺は東京で無意識にそんな環境に慣れ親しみながら育って、その後島に来たから、「島の人はみんな友達」って感じの梅ちゃんとは、少し考えが違うのだね。俺の中での「友達」はかなり限定的な枠組みなのだと思います。言い換えると「知らない人ばかり。そんな中で見つけた数少ない仲間」って感じ。

でも今島にきて、梅ちゃんの言うような「みんな友達」という感覚は少しずつ分かってきているかもしれません。

特に「あいさつ」にそれを感じています。
こんにちは、おつかれさん、こんばんは、いろいろあるけど、それがただの言葉の発声や機械的なもの、ではなくて、いろいろなニュアンスを含んでいるのが本当のあいさつだと思います。

「おはよう(ねむいね・昨日はどうだった?)」「おつかれさん(よくやってるね・お互い疲れたね)」みたいな。都会でもそんなニュアンスが含まれた「あいさつ」が行き交うことはなくはないと思うけど、俺はそれを島でよく感じるし、暮らしていて気持ちがいいポイントです。

そんなあいさつ毎日していたら、勝手だけど、なんだか自分の中で島の人との距離がどんどん縮まってきている気がするのです。いつか俺も島の人は「みんな友達」って思えるような日がくるのでしょうか。もしこなくても、島になじめばなじむほど、島の人との関係性について何か新しい発見がありそうな予感がしています。

島の人の心あるあいさつ、声掛け、おせっかい、なんかを都会の人だったり、暖かいコミュニケーションを求めている人に提供できるような人間になりたいです笑

よし、じゃあ今回も音楽の話だね。紹介した音楽聴いてくれてありがとう。梅ちゃんの教えてくれた曲も聴いたよ。確かにノリよい曲でした。かっこいいし。ちょっと若い色が強くてまぶしい感じでした。曲を聴いてから気づいたんだけど、実は一曲だけ同じアーティストの曲を聴いたことがありました。たしか「コーヒーとシロップ」とかそんな曲ではなかったかな。ちょっと調べてみてください。あれも良い曲だったと思います。

今回俺からはガガガSPの「PLAYER」という曲を紹介します。最近、昔よく聴いていたアーティストを聴くことにハマっています。ガガガSPは俺の中学の時の音楽です。

今聴くと、あの頃は周りのしがらみにとらわれず、目の前のことをシンプルに頑張っていたなと回想させてくる曲です。「君が好きだから頑張れる」とか「もっと僕を興奮させてくれる何か」とかそんなことが懐かしく、うらやましくなります。そんで今はどうなの。

とか考えると弱っちゃうんだけどね。どこかで聴けそうだったら聴いてみてください。

ではでは、今回はこんなところで。

年末は新島に帰るのかな?
梅ちゃんからの返信ゆるりと待っています。じゃあね。

海士町観光協会
榎本 開