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第3回編集長だより

番外編:編集長の詳細プロフィールにも書きましたが、私は離島ワーホリに参加して私の中でいろいろな「変化」があったと思っています。

今回の第3回から第8回にかけて、6回にわたって私に変化をもたらしてくれた人·ものを紹介していこうと思います。

その1:ゆかいな仲間たち

最初はいやいや参加した離島ワーホリ

滞在中はシェアハウスに住むことになっていたので、私はますます憂鬱でした。

どうしよう、一人の時間ないやん。

離島1日目。そんなことを考えていた私は、シェアハウスの中の一通りの案内を経て、離島ワーホリのみんなでご飯を食べる食堂に案内されました。

食堂には私を含め、7人くらいの学生がいました。

みんなよく喋る。明るい、そしてかなりうるさい。

正直、最初の印象はそれでした。

全国各地のいろいろな大学に通っている学生が集まってきているはずなのに、普段から知り合いなのか!?って思うほど皆が馴染んでいて、仲がよさそうに私には見えました。

その日の夕飯では人見知りを発揮してしまい、自分から話し出すことは出来ませんでした。実際、話しかけようともしませんでした。

離島ワーホリ担当の太田さんの目の前の席で、太田さんが気を遣ってしてくれる質問に、とても緊張しながら、とても不愛想に返事をしていたような、、、気がします。笑

その夜は、初めての場で途轍もなく緊張し、そして他の学生たちの賑やかさに圧倒され、ご飯を食べた気がしないなぁ、なんて考えながら女子シェアハウスに戻りました。

他の女子たちが共有スペースでみんなでお喋りを始めているのを横目に私は一人寝室に籠りました。

どうしよう、これから2週間もやっていけるんか、私。はよ帰りたい。

それしか考えていませんでした。他の学生に馴染もうなんて1ミリも考えてもいませんでした。

そんな私のところに同部屋の学生がやって来ました。

せっかく同部屋になったんだからお喋りしようよ?

最初はそんな始まりだったのかな?今となってははっきり思い出せないけれど、でも、たしかに言えるのは、頑なな私の心を開いてくれるような優しい言葉だったように思います。

その日の夜はその子と私、お互いが寝てしまうまでひたすらお話をしました。大学で何を学んでいるのか、将来どう働きたいか、どんな大人になりたいか、どんな家庭を築きたいか。

その子は将来地元に戻って食堂を開きたいと言っていました。語っているその子の声はそれまでの話題よりも幾分か弾んでいて、希望に満ちていて。電気を消した部屋の中だったから表情は見えなかったけれど、それでも、その子の顔が輝きに満ちていることは容易に想像ができました。

その子の話を聴きながら私は思いました。

私には自分の夢も目標もない。私には何ができるんだろう。

結局その日は何も答えが浮かばないまま朝を迎えました。

次の日から、だんだんと離島ワーホリのメンバーとかかわる時間がかなり多くなりました。実際に離島ワーホリ生として働き始めたからです。

働く場所が同じこともあれば、まかないの時間だけ一緒だったり、通勤の車が一緒だったり。

最初は人見知りをしていた私だったけど、自分でも気付かないうちに他の学生に、話し掛けることができるようになっていました。そうできるようになるのは、ほんの数日の間のことでした。

とても不思議でした。都市での私は極度の人見知りでした。大学でも親しい友人以外とはあまり話をしなかったし、親しい友人と呼べる人は本当に数少なかったです。

特に何か特別なきっかけがあったわけではありません。それでも、なにかその離島ワーホリ仲間たちに馴染みたいという自然な気持ちが生まれたのだと思います。

昼休みに一緒にまかないを食べたり、夏の太陽の照りつける昼のビーチでお互いの人生観?を語ったり、夕食の時間を共にすることは勿論、仕事終わりに一緒にソフトクリームを食べたり、みんなで夕食を作ったり。夜には全員で花火をしたり、決めポーズで集合写真を撮ったり、バンド活動をしたり。時にはお酒を飲んで泣きながら相談し合ったり。

本当に濃い毎日でした。

いろんな学生がいました。離島ワーホリに参加した理由もみんな違ったし、将来の夢も、現在の目標も、趣味·嗜好も全くちがいました。

それでも、みんなと一緒に過ごして楽しかったと思えるのは、そこにいた皆がお互いを否定しなかったからだと思います。それぞれの考え方や性格の違いを理解していた、その違いを楽しんでいたからだと思います。

人には皆、個性がある。みんな、いろんな色をもっている。みんなそれぞれちがう。そうなると勿論、楽しいことだけじゃなく悩むこともありました。私は特に、周りの学生によく相談に乗ってもらったほうだと思います。

大丈夫かな?私なんか嫌なこと言ってない?なんか嫌なことしてない?

私には何ができるんかな?みんなはやりたいことや目標があってかっこいいよ。でも私には何もないよ?

なんて取り留めもない相談乗ってもらったことが今でも鮮明に思い出せます。

そんな私の相談にも皆やさしく答えてくれました。

みんな本当に優しくて、あったかかった。あれ、本当にこの人たち初対面なのかな?今までもどこかで一緒に過ごしたっけ?そう思えるくらいに私は心を許していました。

「ひとを否定しないこと」。

これが離島ワーホリで出逢った彼、彼女たちに共通することだと思います。勿論、人間だから考え方が違うことや、お互いがぶつかることもある。それでも「否定」することは一切なかった。たとえ違っても相手の考えを理解しよう、受け止めようという気持ちが大きかった。

それが私にとってはすごく嬉しかった。

彼、彼女たちに出逢い、共に日々を過ごす中でお互いの考え方を共有することができた。自分の考えを受け止めてくれる人がいた。

そのことが自分の想いを「発信」しようという今の私の原動力の一部になっているのだと思います。

これが離島ワーホリ仲間のみんなに貰った私の「変化」です。

今回は少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!