日記

第17回編集長だより

昨日の夜

夢を見た。

普段はあまり夢を見ないから珍しかった。

夢の中に登場したのは私と母親のふたりだけだった。

夢の中で、母親は私を強く抱きしめてくれていた。

そして、同時に涙を流していた。

夢の中で母親は、まるで私が子どものときのように扱っていて。

優しく、でも強く抱きしめてくれていた。

なんだかとても不思議な気持ちだった。

とても心地が良くて、でも、それと同時に辛い気持ちになった。

私は今、毎日をどうすごしているのだろうか。

海士に来る前、両親と沢山言い争いをした。

たくさん嫌な思いをさせた。

結局反対を押し切って今私は海士にいる。

両親は「反対も賛成もしない。やってみなさい。そうして来年『反対してごめんね』って謝らせて。」と言ってくれている。

そのことを思い出して、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

両親の反対を押し切ってまでここにいる私。

今の私はどうだろう。

日々を、過行く毎日を全力で過ごせているだろうか。

だんだんと海士での生活に慣れてきて「あたりまえ」になったり日々の時間を雑にあつかってたりしていないだろうか。

そう考えたとき、あまり自信がなかった。

私にはなにができるだろう。

私にしかできないことは何だろうか。

そう考えたとき何も浮かんでこなかった。

両親や友人の反対や心配を押し切って今ここにいる私。

自信をもって、日々の暮らしを報告できるだろうか。

考えさせられた夜だった。