シリーズ

第17回あいうえお色日記

「ちゃいろ」

「島食の寺子屋」を、少し見せてもらった。

崎にある料理学校。
食材が豊かな海士で、和食を極める。

作るものに合わせて食材を調達するのではなく、
とれたもの、旬のものに合わせて料理する。
そのための技術を身につけよう、という学校だ。

ほんとうに、そうだと思う。
もともとは地のもの、旬のものに合わせて食事を作ってきたはず。

CASの休憩室でも主婦の方々が毎日、食べ物の話をしていた。

いまは何の時期で、
今年はどれくらいの出来で、
どう調理すると美味しいか。

情報交換が毎日なされていて、
「あれやるとほんと美味しいよなぁ!」と
みんな、楽しそうに話をする。

料理することや食べることを楽しめるのは、すてきなことだと思う。

毎日必ずするし、
それを共有する人とはなんだか距離が縮まったりする。

「ないものはない」というこの島で、
あるものを活かし、楽しむ術を身につける。

生活するうえで当たり前のことかもしれないけれど、
だからこそ、大切にしたいと改めて感じた。