交換日記

第10回編集長と副編集長の交換日記

小西へ

 

遅くなったけれどハッピーバースディ。久しぶりに小西に会えて、元気そうな姿が見れて、嬉しかった。そして改めて、小西がまだ23歳だと言うことに驚いた。

そうか、初めて会ったときはまだ小西は大学3年生だった。それから4年生の半分を離島で過ごしたのち、そのまま海士町へ移住した。確かに、考えてみれば当たり前のことだけれど、所々ではあるけれど2年以上も同じ時間を過ごしていると、小西がまだまだ若いということをすっかり忘れてしまっていた。

そして、23歳にして、多拠点生活も2年が経とうとしている。季節や場所を使いこなし、複数の仕事をする。そんな、若くして、多くの人たちとは違った、時間と経験の積み重ね方をしている。学生のうちから多拠点生活を実践して、卒業して、就職した後も多拠点生活を継続している。そんなやつ、今のところ、僕が知る限りだと腹が立つけれど、小西だけだ。

 

だけれど、そんな暮らし方・働き方も近い未来に、もっと言えば数年のうちに、当たり前になる。たまたま、今はその最先端に、実践者として小西がいる、そんな風に整理している…悔しいけれど。

新しい価値観での暮らし方や働き方はどんどん多様性を増すだろうし、そのころには僕らはもっと、やりたいことがやりやすい環境になっているはずだし、小西みたいな暮らし方・働き方に憧れるのは僕だけではなくて、全国いろんなところにたくさん潜んでいて、やってみたいけれど、実際にそんなことできるのかな?とか、期待よりも不安なことのほうが多い、そんなところだと思うから、小西はこれから、注目されちゃうかも知れない。(なんちゃって)

若いのにすごい、とか、若いうちだからできる、とか、そんな風に言われることもあるだろうけれどそれも、若くなくてもすごいことだと思うし、若いうちだけとかではなく、今できることを今このタイミングで実践できている羨ましさは、ある。

 

久しぶりに再会して、飲み会もできて、嬉しかった。都市と離島を使いこなしている感じが嬉しかった。

だけど、だけれど…。僕が東京へ出張へ行った時、休日が重なっているにも関わらず、小西が僕を選ばずにボードゲーム大会を選んだのは、やはり悔しい気持ちでした。いや、会って特別、何か話があるわけでもないけれど…。僕が東京へ来たからと言って、必ず会わなくちゃいけないわけでもないけれど…。いろんな休日の過ごし方がある。都市には誘惑がたくさんあることは僕も知っているから、仕方がない。だから、会えない理由はいくらでもあるけれど、だけれど、ボードゲーム大会に負けたというのは、やっぱり悔しい。(小西にとって、ボードゲーム大会以上に魅力的な上司になろうと決意した東京出張だったことは言うまでもない…。)

 

ということで小西、ハッピーバースディ。
(僕は来週も東京出張です。)

 

都市と離島の暮らし方研究所 副編集長
太田章彦