島に辿り着くまでの旅(1)

どういうわけかこのページにたどり着いた人の中には、学生で、今度の長期休暇に何をしようかと考えている人がいるに違いない。

それは多分、ゼミや部活の仲間と旅行にでかけたり、リゾートバイトでお金を稼いだり、実家でダラダラしたりする事ではないと思う。もちろんこれらが悪い事だとは全く思っていなくて、気の合う仲間との旅行は理由なく楽しいし、リゾートバイトはモリモリお金が貯まるし、実家は最高に落ち着く。でもこれらは多くの人がする”普通”のことで、それとは別に、学生の長期休暇でしかできない、日常とは違う刺激のある何かに挑戦したり、経験したいと考えていると思う。

僕もそのひとりである。そんな人に向けて書こうと思う。すでに色々経験している人は読まないでほしい。というのも僕が何かを成し遂げたとかでは全くなく所詮は普通の人なので、見る人によっては僕の話が全然刺激のある経験とは思わないかもしれないので。

僕は4ヶ月後の2020年4月にはようやく社会人として働きはじめることがきまっているが、2ヶ月前にはすでに北海道の大学院を卒業し、今は無職の25歳である。単位をひとつ落とし大学を半年留年したことで、大学に4年半在籍し、10月に入学した大学院の2年間を含めると、6年半、学生をやらせて頂いていた。

学部生の時には高校から続けていたラグビー部に所属したため、学校も部活もない長期休暇は夏の1週間と冬の3週間のみ。それでも僕は部活以上にこの休みに全力を尽くしてきた。自転車で北海道はもちろん九州や関西を十数日かけてツーリングしたり、北海道の山系を縦走したり、完遂はならなかったがカヤックで釧路川を源流から河口まで川下りしようとしたりした。部活を引退し大学院に入学する頃には、バックパッカーとして主にアジアを周ったり、北海道で沢登りやエゾシカ狩猟もした。興味を持ったらとりあえずやってみる。

就活も終わり、今年の秋には大学院を卒業した。しかし就職は通常通り4月入社となるため、半年間無職となる。みなさんだったらそんな状況で半年休暇が訪れたら何をするだろうか。バイトで死ぬほど貯金をしてバックパックで海外を回る。海外の語学学校に留学する。自転車で日本や海外を走る。蟹漁船でバイトをする。牧場で住み込みでバイトする・・・。

僕はその半年間の休暇ーー留年したくせにこの期間を休暇と呼ぶのは気が引けるがーーのうちの2ヶ月間を利用し、「離島ワーホリ」を通して隠岐諸島は中ノ島、海士町に、2019年12月1日から2020年1月31日まで過ごすことにした。

この離島ワーホリに参加したことをきっかけに、僕の今までの長期休暇の過ごし方を記事にしてほしいと頼まれた。この離島ワーホリには、理由やきっかけは各々なんだって良いと思うが”普通”の休暇を求めてやってくる人は少ないのではないだろうか。このワーホリに参加してみようか考えている人たちのためにも、これから数回この場を借りて僕の今までどんな長期休暇を過ごしていたかを記す。これまでライターじみたことは勿論したことはないし、俺の過去のことは離島ワーホリとの関係薄くね?と思ったが、書けと言われたら書くのが性である。僕自身、旅行の計画をする際にいろんな人のブログや記事を見て参考にしていたので、今度は自分か書く番か・・・、と思って頑張って書いてみる。

こうして思い返してみると、僕も結局よくある”普通”の休暇を過ごしていたのかもしれない。それでも自分なりには色々な事に挑戦してきたと自信をもって言える。

もし記事が少しでも誰かのためになったらと思う。
そして今僕がいる海士町に、「離島ワーホリ」に興味を持ってくれたら嬉しい。

 


島に辿り着くまでの旅(1)
島に辿り着くまでの旅(2)〜インドへの旅〜
島に辿り着くまでの旅(3)〜中央アジアへの旅〜
島に辿り着くまでの旅(4)〜ネパールへの旅〜